Cookieとキャッシュの違いや語源について

樹-createの渡邊です。暑い日が続きますね。少し朝夕は気温も落ち着きますが、日中は連日の35度超えで、体に堪える暑さとなっていますので、水分補給や塩分補給をしてください。

さて今日は、個人のお客様とのやり取りでよく聞かれることのある「Cookie(クッキー)」と「cacheキャッシュ」の違いについて説明記事です。クッキーと聞くと食べるクッキーを連想する人も多いと思いますがあながち間違いではありません。そのあたりの語源についても説明しようと思います。

「Cookie(クッキー)」とは

「Cookie(クッキー)」と「キャッシュ」についてなんとなく知っている人もいれば、良くわからないや、知っているけど語源まではという方もいると思います。ではまず「Cookie(クッキー)」についてですが、「Cookie(クッキー)」とはサイトを閲覧したとき(特定のホームページを見たときに、そのサイトで会員登録など個人の情報を入力した時にできる個人情報の履歴です。」例えば動画配信サイトなどに登録した際にメールアドレスや名前、パスワードなどを登録したリすると思います。そういった個人情報に関する履歴を「Cookie(クッキー)」と呼びパソコンに記憶します。そのおかげで次回以降はそのサイトを閲覧してもログインした状態で閲覧することとなり、毎回ログインするためのIDやパスワードを入力することなく利用することができます。

少し脱線しますが「Cookie(クッキー)」にはファーストパーティークッキーと呼ばれる閲覧したサイトが発行する「Cookie(クッキー)」とサードパーティークッキーと呼ばれる第三者が発行するものがありますが、これはまた別の記事で紹介させていただきます。

「cache(キャッシュ」とは

「cacheキャッシュ」も履歴を意味しますが、こちらは、閲覧したサイトの「コンテンツの履歴」を意味します。似た用語で「閲覧履歴」というのもありますが、こちらは「閲覧したサイトのURLのリスト」を意味します。

似たような意味ですが、「Cookie(クッキー)」、「cacheキャッシュ」、「閲覧履歴」それぞれ意味が違いますね。

制作の場面であるのが、静的ホームページの制作後、修正が発生してこちらの方で修正完了したけどクライアント様のパソコンで見てもページが直せていないというようなケースの大半は、「cacheキャッシュ」が残っていて、古いページをパソコンが閲覧している状態です。

こういった場合はパソコンの「コントロールキー(またはシフトキー)とF5キー」を同時に押すことで閲覧履歴を削除して最新のページが表示されます。

「Cookie(クッキー)」と「cache(キャッシュ」の語源

「Cookie(クッキー)」の語源は諸説ありますが、広く知られているのは、海外の(アメリカ)中華料理店において食後に提供されるフォーチュン・クッキーと言うお菓子がありその中には紙片(おみくじ)が入っていて、いろんなメッセージが書かれています。
最初にインターネットの世界でコンピュータに各種のメッセージ(データ)を保存する「Cookie(クッキー)」の仕組みを考えた人が、フォーチュン・クッキーに因んでその技術にクッキー(Cookie)と名付けたとの事です。ちなみに、クッキーと言う用語を発明したその人は Lou Montulli(ルー・モントゥリ)と言う人で、1994年にネットスケープコミュニケーションズの設立エンジニアとなり、Netscape Webブラウザの最初のバージョンでネットワーク関連のプログラムを書いたとの事です。

HTTP クッキー

一方「cacheキャッシュ」は、cacheという単語は「隠し場所」というような意味で、フランス語のcaché(隠された)が語源と言われています。